梅雨の風物として古くから愛されているあじさい。
約3,000株の多様なあじさいが、白山神社の境内から白山公園にかけて彩る季節、文京あじさいまつりが催されます。あじさい祭りの9日間だけ登れる富士塚があるのはご存じですか？
今回は白山神社内にあるあじさいまつり期間中しか上ることのできない富士塚を登ります。
文京あじさいまつりの期間中はイベントも開催され、模擬店なども出ているので下町のお祭りを楽しみましょう。

◎富士塚とは
富士塚（ふじづか）は、江戸時代に富士山信仰（富士講）が盛んになる中で、本物の富士山に登ることが難しい人々のために、富士山を模して造られた人工の塚です。富士山の溶岩などが使われ、頂上には浅間神社の祠が祀られています。年に一度だけ登れるものも多く、庶民の信仰と行楽の場でした。

文京区から次は台東区へ。
あじさい祭りの白山神社から、つつじの名所である根津神社へ。
つつじの季節は終わっていますが乙女稲荷神社の千本鳥居: 根津神社の境内にあり、
京都の伏見稲荷大社を思わせる朱色の鳥居が連なる光景は非常にフォトジェニックです。

根津からは白蛇坂を下って下町情緒あふれるレトロな雰囲気が残る谷中銀座へ。
夕焼けだんだんを歩く頃はまだおひさまは上の方にありそうですが、
東京の下町さんぽをしてみませんか？

◎白蛇坂
名の由来: 白蛇坂という名の由来は諸説ありますが、「昔、この坂の途中に白蛇が棲んでいた」という言い伝えや、「坂の道が白い砂利だった」という説などがあります。
坂自体はそれほど長くなく、緩やかな坂道ですのでご安心を。