都心からもアクセスの良いハイキングコースが数多くある三浦の山々。
整備されたコースが多い一方で、メインルートを少し外れるだけで、そこはもう…ちょっとしたアドベンチャーワールドなのです。

東逗子駅をスタートし、住宅街を抜けると徐々に森に入っていきます。
個性的なシダや真っ赤なアオキの実が目を惹く森を抜けると、いつしか森戸川源流域に降り立ちます。
森戸川沿いは複雑な地形で、いくつもの尾根と谷で構成されているため、初めての方は地図を持っていても道に迷ってしまうほどです。

比較的、水量の少ない森戸川のせせらぎに沿って南下し、森戸川林道終点で一旦視界が開けます。
ここで一呼吸ついたら、連絡尾根の急登を登り詰め、ようやく三浦アルプスのメインである南尾根へ合流します。

ここからは緩やかなハイキングコースとなりますが、まだまだ道は続きます。
植生豊かなドングリの森や歴史を感じる史跡の道を進むと、やがて降り注ぐ陽光にまぶしく輝く相模湾が目に飛び込んできます。
ここまで来るとソッカ山頂はあと少し。丹沢や富士山を一望できる山頂でしっかりと休憩しましょう。

ソッカ山頂からは最後のピーク、仙元山へ。
仙元山からは森戸海岸や江の島はもちろん、相模湾と箱根を借景に、雄大な富士山の姿を望めます。

はじめは鬱蒼としていた森戸川源流域の森を抜け、曲がりくねった沢沿いに切り立つ深い谷を登り詰め、そして最後は光り輝く海岸線へ。
短距離でも変化に富み、ちょっとしたアドベンチャー気分が味わえる「山から海へ」のハイキングコースです！

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