
【お客様レポート】ニュージーランド・ミルフォードトラック踏破!
【お客様レポート】ニュージーランド・ミルフォードトラック踏破!
ミルフォード・トラックは、『世界一美しい散歩道』として世界中のトレッカーに大人気のトレイルです。数名のガイドと一緒に世界中からのトレッカーが一緒にあるく、ガイドトレッキングは1日50名限定。
宿泊する山小屋には、シャワー、洗濯及び強力乾燥室完備、タオル、シーツも完備。
食事は、アフタヌーンティー、バータイム、appetizerからdessertまでの選べる3コースディナーが用意されます。
朝、昼、行動食まで全て現地で用意されています。日本から持っていく必要はナシ!(笑)‥とってもラグジュアリーな体験です。
今回のツアーに参加された西村弘美さんから、トレッキングの様子をご紹介いただきました。
1日目。いよいよスタート!
初日は、トレッキングスタートのグレードウォーフから宿泊ロッジのグレードハウスまで徒歩30分。
入り口には飲み物、フルーツ、クッキーなど置いてあり、それをつまみながらガイドに名前を言ってチェックイン。
荷物を置いたらすぐ周辺を2時間位散策。シダやコケ、ウェカとの遭遇など楽しく過ごしましたが、実はここでゲストがどれだけ歩けるかガイドたちからチェックされていました。
翌日規定の時間で歩けなければ、ヘリコプターで帰ってもらうと宣告された方もあり。。
その後、シャワーを浴び、ラウンジでアペリティフを楽しみ、ディナーへ。
毎晩ディナーの後は、翌日のハイクのミーティングがあります。
基本 英語!ですが、添乗員がいますし、日本語の案内パンフレットも小屋毎に置いてあるので、ご安心を!
2日目。歩行距離:16km /10マイル
この日からが本番。
朝、ロッジにて各自作ったサンドイッチとスナックを携えて、いよいよスタート!
ポンポローナロッジ(416m)まで進みます。
平坦ではあっても、やはり16kmはそれなりに疲れます。。。クリントン川旋回橋を渡り、ブナの原生林から背の高い草とマヌカの茂みが茂る広い広場を通過。
途中クリントン川の80センチはある大きなニジマスやロビンを追っかけたりマヌカの花を見たり、隠れた湖に立ち寄ったりのハイキング。
今日のロッジもとても快適。シャワー、洗濯、乾燥室、ラウンジまったり、そしてディナー、ミーティング、消灯は10時です。
3日目。歩行距離:15km /9マイル
今日はトラックのハイライト、マッキンノン峠(1,154m)越え。
ランチを作って詰めて、準備ができた人から出発。
ジグザグのVを11回(英語でガイドがそう言った気がする)700m登ります。幸運にも記念碑の上に野生のケア(ミヤマオウム)がいました!
ガイドが用意してくれた温かい飲み物などをもらい、写真を撮った後は高山植物溢れる池塘を抜けて最高地点のマッキンノン峠へ。
氷河のU字谷と山々の素晴らしい景色を堪能したら少し下ってランチのパスハットへ。お天気も景色も最高です。
ここのトイレは絶景が見られるとのことですが、サンドフライ(ニュージーランドのぶよのような虫)が怖くて、トイレの長居はできません。(笑笑)
ランチ休憩後、ここからの900mの下りはトラックの中で最大難所のひとつと言われて・・・。
荒々しい断壁、美しい苔に覆われた森林地帯、岸壁に流れ落ちる滝の数々と絶景続き。
ロッジにチェックイン後、荷物を置いて、世界第5位の落差1904フィート(580m)を誇るサザーランド滝ウォークへ出発。
このウォークが実に本当の今日のハイライト!くらいに大変だったぁ。
途中から大きな段差の登りステップが続き(絶望)、歩いても、歩いても、滝の音がするのに着かない。
アップダウンでヒイヒイいいながらやっと到着。
素晴らしい、瀑布!滝の真下まで行けるし、泳いでいる外国人もたくさん。生の自然に圧倒されます。
途中、台湾からのワーホリの個人ハイカーとおしゃべりしたり、トレラングループの若い子たちに励まされたり。。拙い英語のやりとりも一生懸命聞いてくれてありがたい。
ワーホリでニュージーランドに来ている世界の若者、うらやましいな、がんばれ!
夕方から雨が降り出し、夜半はかなりのheavy rain。ここまでずっと雨が降らなかったのは奇跡かも。
4日目。歩行距離:21km /13.5マイル
いよいよトレッキング最終日。
ランチを作って朝食をとって、雨具をつけての出発。フラットと言われているけど、結構小さいアップダウンがあり、21km。なめたらあかんですよ。
原生林の中を緩やかに下っていきます。アーサー川に沿って進み、夕べからの雨で出現した滝を眺めながら。
景色をみておしゃべりしたり、励ましあったり、みんなで歩く方が楽しいね。
マッカイ滝の側のベルロックという大岩に潜り込んだり、下の廊下のようなロッキーカッティングで坑夫のサインを探したり、ワイワイハイキングを楽しみながらようやくゴールへ。
ボートとバスで今夜の宿のマイターピークロッジへ到着。
事前に送っておいた衣服に着替え、ガイドさんたちも同じテーブルで完歩のディナーをいただきました。
翌日は、ミルフォードサウンドクルーズ(この素晴らしさは説明も要らないでしょう)を楽しみ、バスでクイーンズタウンに戻り、このハイクツアーは解散。
皆さん、お疲れ様でした。素晴らしい思い出がたくさん。
そして日本では知り合うことのない医師、科学者、企業経営者などとトラックのハイクを通じて交流できたことは貴重な経験でした。
世界のトレッカーが憧れる散歩道という言葉に惹かれて挑戦した今回のトレッキング。
正直、決してお散歩ではありませんでした。でも、添乗員さん始め、顔見知りの方が参加されていて不調を抱えても助けあえる安心感が、ありがたかったです。
せっかくですので翻訳機を使っても、臆せず、世界のハイカーとの交流を楽しんでください。
アンテナを張り巡らせコミュニケーション取って初めて得られる貴重な自分だけの体験、思い出。
今回のニュージーランドツアーで心に残るあれこれは、そんなチャレンジから生まれました。
チャンスがあれば、皆さんも、ぜひチャレンジしてみてください。
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